入れ歯(義歯)のお手入れ
2019年1月8日
おはようございます。
ひろし歯科クリニック 世田谷上町の 院長 折笠博之です。
今日は、入れ歯(義歯)のお手入れのお話しです。
入れ歯(義歯)はプラスチックで出来ています。
顕微鏡で観てみますと、プラスチックは多孔質ですので、沢山の穴があいているのがわかります。
その穴に食事をしたあとの汚れがどんどん溜まって来ます。
汚れを餌に入れ歯(義歯)に菌が、これまたどんどん繁殖して、見た目にはわかりませんが、菌だらけになります。
入れ歯(義歯)のお手入れが良くないと、お口の臭いが気になったり、時にお口の中に痛みが出たりします。
また、誤えん性肺炎の原因にもなる可能性があります。
誤えん性肺炎は、気管や肺に菌が入ることが原因で起きる肺炎のことです。
入れ歯(義歯)やお口の中のお手入れが良くないと、歯周病菌などの菌が繁殖して増えますので、その増えた菌が食事の時に食べかすと一緒に誤って気管や肺に入ることで引き起こされます。
肺炎は日本人の死亡原因の第三位ですよ!
毎日のお手入れで誤えん性肺炎のリスクが低くなりますので、しっかりと綺麗にしてお食事をしていただきたいと思います。
お手入れ方法などは是非歯科医師にご質問して下さい。