100歳時代を生き抜こう!(3)
2018年12月5日
おはようございます。
ひろし歯科クリニック 世田谷上町の 院長 折笠博之です。
さて、当院にご通院の 70~ 80歳代のお姉様方にしばしばお伝えしていることがあります。
100歳まで生きる時代になりました。
なので、歯のお手入れをしっかりと行い、最後の最後までご自分の歯で美味しくお食事をいただき、元気に認知症になることなく長生きしましょうと。
このようにお話しすると、大体の方があまり長生きしたくないとのお返事です。
良く良くお話しすると、皆さん何ヵ所かはお医者さんにご通院なさっておられます。
年齢を重ねて来ますと、痛みに耐えるということがなかなか難しくなります。
痛みを避けるということは、人間の本能的なことでもあると思います。
そのため、行きたくなくてもお医者さんに通われますので病気が治り元気になります。
その結果、長生きしたくない早く逝きたいとおっしゃられていても、お医者さんに通われて元気になってしまいますから、当然長生きします。
長生きしたくないならお医者さんに行くのをお止めになったらどうですかと冗談で申し上げますと、痛いのは我慢出来ないのよねというお返事です。
長生きしたくなくても長生きしてしまう時代、心筋梗塞・脳卒中・関節リウマチ・アルツハイマー型認知症 等の怖い病気を遠ざけるには、それらの怖い病気と関係が深いといわれている歯周病をしっかり防いで行くことが大事です。
認知症で周りの方々に迷惑をかけないようにするにも、歯周病を進行させないようにしなくてはいけません。
そのためにも毎日の歯ブラシ 歯磨き はとても重要な習慣です。
手先を使う細かい手作業をなさっている方は、経験的に認知症になりにくいともいわれているようです。
歯間ブラシやデンタルフロス等の清掃補助用具を用いて お口 歯のお手入れを行うことは、細かい手作業を毎日行うことと一緒ですから、認知症予防の訓練をしていることになるのではないでしょうか?
毎日の歯ブラシ 歯磨き 習慣が怖い病気を遠ざけることに直結しています。
定期的に歯医者さんに通い、正しい歯ブラシ歯磨きの仕方を習得なさって下さい。
町の歯医者さんは、健康で長生きするための拠点といっても良いのではないでしょうか?